第3章:新しい内容の学習法




物事の始まりは慎重かつ大切に

今回は「新しい内容の学習法」をお話します。ただ、これは勉強に限りません。仕事、スポーツ、趣味でも同じことが言えます。つまり、「何かを新しく始めるタイミング」で気をつけるべきことを勉強に当てはめたのが今回お話する内容です。

勉強の一般的な流れでいうと「概念を学ぶ」に該当します。

 

 

※上記の図がわからない方は以下の記事を参考にしてください。

 

まず、「新しく始めるタイミング」がどれだけ大切か、勉強以外を例にし、考えてみましょう。例えば、これまで経験したことがないスポーツ(サッカー、野球、バスケなど)を始めるとします。

体幹を鍛えるためにいきなりランニングやダッシュ、筋トレをやれと言われたらどうでしょう。一瞬にしてやる気を失います。また意欲が下がるだけでなく、そのスポーツに対しネガティブなイメージが残り、以降再度チャレンジするハードルが上がってしまいます。すなわち苦手意識が植え付けられてしまいます。一度苦手意識をもつと、リカバリーも困難になります。

 

 

こうした状況を防ぐために何を意識すればよいのでしょうか。それは、最初に取り掛かるレベルを意図的に下げることです。そして目標を「嫌いにならないこと」にします。好きにならなくてもよいです。まだ少ししかやったことがないのに、好きになれと言われてもなれないのが普通です。なので、嫌いにならないこと。これを目標にしましょう。そうすれば継続できます。継続できれば、自然と上達します。したがって、意識しなければならないのは、継続するための工夫。すなわち初めの第一歩を小さく小さくすることです。

そうですね。球技大会とかどうでしょう。楽しいですよね。そんなイメージです。いきなり負荷の重いトレーニングをするのではなく、はじめは負荷の軽い、楽しく、楽にできるもの。そうしたレベルの低いものから意図的に取り掛かることこそ、「新しい内容を始める」際のコツなのです。

 

 

さて勉強に当てはめてみましょう。勉強なんてものは、新しい内容を学ぶタイミングの連続です。学校ではほとんど毎日が新しい内容ですね。したがって、わかりやすさ、学習負荷を下げることが何より大切です。ですが、学校の授業がわかりにくければどうでしょう。毎日、新しい内容を学ぶタイミングで負荷の重い学習をすることになり、途中で継続できなくなります。こうなると、苦手意識が生じ、取り返しのつかないことになるため、授業の質は生徒にとって非常に大切なものなのです。

だからこそ、2割しか理解できない授業は聞かない選択をしようと以下の記事でお伝えしました。

 

第2章:授業や講義の使い方

 

授業を聞かない選択をした科目に関してはどのように勉強したらよいでしょう。それこそ、自分で学び始めの学習を上手にマネジメントする必要があります。せっかく授業を聞かない選択をしたのに、いきなり難しい参考書を手に取るのは本末転倒なので気をつけてください。

では、何を意識すべきでしょうか。それは、「科目を嫌いにならないこと」と「継続すること」です。そのためにも、とにかく理解を優先して、優しい教材から取り掛かりましょう。覚える、解けるとかは関係ありません。「その科目の概念を理解できる」。これだけを優先にして、教材を選びましょう。

さて、「優しい教材を用いた勉強の始め方」は 人それぞれですが、ここで二つの具体的な学習方法をご紹介します。

 

 

 受け身学習と優しい参考書を併用する

受け身学習とは、学校や塾の講義のように、受け身的に聞く形の学習形態です。学び始めの学習負荷は、受動と能動ではやはり受動の方が圧倒的に軽いです。またペースメーカーとしての役割も担ってくれます。つまり、受け身学習は学び始めの人にとっては最適な方法と言えます。

したがって、理解しやすい学校の授業や塾の講義があれば、ぜひ活用しましょう。もし、それらが理解しづらいときは別の受け身学習用の教材を検討する必要があります。ただ、心配ご無用です。今の時代、インターネットを活用すれば、質の高い授業を受けることができます。

たとえばスタディサプリ、トライイット、学びエイドなどは代表的なものです。他にも、インターネットで動画を調べると、ボランティアでアップしている講義動画が山ほど出てきます。こうしたものを駆使して、受け身学習を取り入れることが、新しい内容をスムーズに学ぶために重要なのです。

 

 

また、こうしたインターネット上の受け身学習用教材、すなわち動画授業を使用する場合は、必ず補助教材を併用しましょう。補助教材とは優しい参考書のことです。どういったものが優しい参考書なのかは、以下の記事に記載しているのでぜひ参考にしてほしいのですが、一言でいうと「基本中の基本のみが優しく解説してある教材」です。

 

第5章:参考書、問題集の選び方と使い方

 

なぜ、補助教材が必要かというと、動画授業はより優しくするために、細かい部分をスキップする傾向があるからです。 また、いくら分かりやすい授業だったとしても、理解できないところは出てきます。したがって、これらを補うためにも、「授業・塾の使い方」と同じように、動画授業を受けながら、補助教材を教科書と見立て、勉強することをおすすめします。

 

 

優しい参考書を複数活用する

受け身学習用教材で良いものがない場合は、どうしたらよいでしょう。二つの方法があります。一つは、新しい内容に対し、優しい参考書を複数活用して勉強する方法です。複数の教材を活用することは、一つの内容を二つ以上の方向から勉強することになります。すると、同じ内容を複数の教材が異なる解説で、わかりやすく説明してくれることになるので、より理解しやすくなり、学習負荷を軽減することができます。真正面から見たら三角形の図形が、上から見ると三角錐だったことに気づくように、複数の側面から一つのものごとを見ると、より対象を理解しやすくなるのです。

 

 

 

また一つのテーマを複数の方面からアプローチして学習する方法は、参考書でなく、インターネットを使うと簡単にできます。

 

 

インターネットを駆使する

インターネットがこれだけ普及しており、かつほとんどの人がスマートフォンをもっている今、これを使わない手はありません。理解しにくい分野、キーワードをインターネットで調べれば、解説サイトが山ほど出てきます。これらを複数重ねるように読んでいけば、それだけで理解が深まります。重要なところは何度も出てくるので、どこが大事かもわかります。サイトごとに新しい情報も入ってくることから、補い合い、一つの体系的な知識を築くことができます。

以上が「優しい教材を用いた勉強の始め方」です。

 

授業や講義、参考書、インターネット、動画。使えるものはとことん使って、学習負荷を可能な限り軽減し、「嫌いにならない継続できる方法」で新しい内容の勉強を始めていきましょう🐧










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