第7章:勉強したことを身につける方法




一度勉強したことなのに・・・できない?

 

「私、勉強したのにすぐ忘れちゃうんです」

「やったことがある問題なのに、間違えてしまった」

 

 

そんな経験はありませんか?

 

 

「この前教えたばかりじゃん」と

 

先生や親に言われたことはありませんか?

 

 

みんな経験あると思います。

もちろん私もあります。

 

 

 

一度、学習したことが身につかない。

むしろ何回か勉強したのに、また忘れている

 

 

 

もちろん学んだことは自分のものにしないといけない

身につけないといけないですよね。

 

でも

 

 

身についたと思っても

 

できなくなっている。

 

また勉強しないといけない

 

 

その繰り返し・・・

 

 

 

嫌になりますよね

 

 

一回で覚えれる人はうらやましいなー

一回でできるようになる人はいいよなー

 

そんなことを思ったことはありますか?

 

 

一度でも思った人

 

 

「はい!反省!!!」

 

 

 

誰も一回では習得できませんよ。

 

 

普段何もしていなさそうな人ほど、隠れてたくさんの努力をしているのです。
一度学んだことを必ず習得するために、工夫して努力しています。

 

 

皆さんは

学校の授業、家庭教師や塾で学んだこと、自分で調べて学習したこと、

 

 

 

これらを普段からどのようにして身につけようとしていますか?

学んだことを自分のものにしようと意識して、どのように勉強していますか?

具体的にどのような方法で身に着けていますか?

 

 

今回は

 

「一度学習した内容を自分のものにする方法」の型をお渡しします

 

 

 

まずは

そもそも「学んだことを、身に付ける=自分のものにする=習得する」とはどういうことか

はっきりさせておきましょう。

 

それは、

 

学んだこと(インプットしたこと)を何もないところから、すぐに引き出して積極的に使うことができる(アウトプットできる)。

 

ということです。

 

★以下、インプット、アウトプットという言葉が出てきますが、

学ぶこと=インプット
引き出すこと=アウトプット

という意味で使っております。

 

 

 

 

人間は忘れる生き物であり、それを前提で学習する方法を考える

 

「一度習ったことが身につかない」、「自分は物事を忘れやすい」

 

そんなことをよく耳にします。

しかしそれは当たり前の話。むしろ、一度で身についたら、覚えることができたら、それこそ本物の天才です。

 

もう何も言うことはありません。

 

 

 

99%の人間は、忘れる生き物です。

 

即ち

 

ただ新しいことを学ぶだけ(インプットするだけ)で、その後何もしなければ身につけること(アウトプットすること=引き出すこと)はできません。

 

 

エビングハウスの忘却曲線を聞いたことはありますか?

 

http://www.zeroichi.com/letter/guts1307.htmlより

 

復習するタイミングや効率的な暗記方法を説明する時に、よく用いられます。
この図を別の視点から着目すると

学んだだけでは(インプットしただけでは)、この曲線のように忘れてしまい、振り出しに戻ってしまう。

 

ということが言えます。

 

 

何もないところから引き出す練習(アウトプットの練習=復習)をしなければ、学んだことは身につかないことがよく分かりますね。

 

 

 

人はすぐ忘れてしまうのです

 

 

忘れることを前提に学習していきましょう。

 

 

 

 

理想論を現実的にするための二つの要素

 

よく本で紹介されている

学んでから習得までの流れを見てみましょう

 

《一般的な学習~習得の流れ》


①学習、理解(インプット)

②復習(アウトプットの練習)

③復習を繰り返す。継続する

④習得、身につく(アウトプットできる)

 

 

勉強方法の本には必ず書いてありそうな流れです。

しかし本当にこの過程で正しいのでしょうか?

 

現実的に厳しくないですか?

 

私はできませんでした。

 

 

でも、それもそのはず。

これは

学習した時点で、復習できて、さらに何回も連続して復習できる環境にある

 

ことが前提となっています。

 

エビングハウスの忘却曲線に沿って、学んだ項目をタイミング良く復習できる人なら良いです。

 

しかし

学校ではどんどん新しいことを学びます。分からないところがあれば、自分で調べて、また新しい情報が入ってきます。

 

大量に学んだことを、すぐに復習する時間がありますか?体力がありますか?

 

 

多くの人にはエビングハウスの忘却曲線のペースは厳しいと思います。

それは私も同じです。
はっきりいって、この過程は

 

ただの理想論にすぎません。

 

しかし、この過程にたった2つの要素を加えると一気に現実的になります。

 

現実的な学習~習得の流れ》


①学習、理解(インプット)

★学んだことを形に残す(メモする)

★メモを元に復習の準備をする

②復習(アウトプットの練習)

③復習を繰り返す。継続する

④習得、身につく(アウトプットできる

 

この2つの要素

 

・【学んだことを形に残す(メモする)】

・【メモをもとに復習の準備をする(インプットを元にしたアウトプットの練習の準備)】

 

について詳しく見ていきましょう。

 

 

 

学習したことは必ずそのままメモをとる(形に残しておくことが重要)

 

まずは学んだことを形に残してください。その1つの方法がメモです。
形に残しておけば、忘れたとしても、見返すことで、すぐに学んだ直後の状態に戻ることができます。

 

 

皆さんは膨大に学ぶことがあるので、復習する時間と気力が、学校の進むスピードや塾のスピードについていけず、どうしてもエビングハウスの忘却曲線のように振り出しに戻ってしまいます。

 

 

これは仕方ないことです。

 

だったら、忘れてしまった後、学んだ直後の状態にいかに早く戻ることができるかを考えて、その環境を整えれば良いですね!

 

 

何度も言います。

 

忘れることを前提に勉強してください!

 

 

この前提の学習で必要な道具がメモです。

 

 

言われたことを殴り書きするも良し
自分で少し簡単にまとめてメモするも良し
写真に残すでも、音声に残すでも良し。

 

 

私はEvernoteというノートアプリにIPADで内容を書き込み、残しています。

 

 

このEvernoteに記録されている、メモテーマは全部で1162個あるみたいです(笑)

 

私はメモを毎日5つずつ復習をしています。

 

 

いろんなやり方や、便利なツールもあります。学習した内容を残す自分だけの手段を確立してみてください。

 

 

 

復習の準備をしよう

 

メモした後は

 

そのメモを元に復習するための資料を作成しましょう。
(資料の作り方、まとめ方は、暗記方法の章でお話します。)

 

 

実はこの復習資料の例がフローチャートとポイントでもあります。
これらを作ることは復習の準備にもなっていたのです。

 

 

「すでに学んだことをメモとして残しているし、それで復習したら十分じゃない?」
と思われるかもしれません。

 

 

確かに、

新しいことを学びながら、完璧な復習資料としても使えるメモだったらそれで構いません。

 

 

しかし、1つ前の学んだことを形に残す】で行ったメモの多くは単なる文章に過ぎません。

情報がシンプルすぎるか、もしくは情報が多すぎる状態だと思います。

 

復習は、3、4回やればそれで終わりというわけにはいきません。

入試まで10回以上は行う必要があります。

 

 

それだけ復習しないと身につきません(習得できません)。

 

 

1回や2回の復習で身についたらそれはやはり天才です。

 

天才でない限り(私も含め世の中の99%の人は)10回以上復習しないと、習得は不可能です。

 

 

でもこれだけの回数の復習をしなければならないのに、毎回、雑で、情報がまとまっていないメモを用いるのは、逆に非効率的です。

 

メモから、改めて自分なりにまとめる作業には確かに少し時間がかかりますが、

 

その分

 

復習用の整理されたシンプルな資料を作成することで、頭に入りやすくなるだけでなく、一回の復習にかける時間を短くし、

 

「身に付ける=習得する=アウトプットできる」までの全体的な時間を大きく短縮することができます。

一回の復習をより簡単に、短い時間で効果的に行うための道具を準備しましょう。

 

 

 

 

繰り返して継続すること

 

さて

2つの要素を加えることでより現実的な習得方法のプロセスが完成しました。

 

 

では次に大切なことは?

 

《現実的な学習~習得の流れ》


①学習、理解(インプット)

★学んだことを形に残す(メモする)

★メモを元に復習の準備をする

②復習(アウトプットの練習)

③復習を繰り返す。継続する

④習得、身につく(アウトプットできる

 

この部分です。

 

繰り返して継続する」

 

最初から何度も言うように、物事を身に着ける上で大事なのは」時間ではなく回数です。

 

これまでは、

「学習、理解(インプット)→学んだことを形に残す(メモする)→メモを元に復習の準備をする→復習(アウトプットの練習)」

この1サイクルの復習の流れを現実的な1サイクルにする

 

という話をしてきました。

 

 

次に

上記の1サイクルを何サイクルも繰り返して、さらにそれを継続して行わなければなりません。

 

繰り返すコツと継続するコツ

この二つについて説明していきましょう。

 

 

 

繰り返すコツ:復習(アウトプットの練習)するきっかけのルールを作る

 

 

回数を繰り返すためには、あるコツがあります。

それは

自分のルールを作ることです。

 

無理やり、スタートさせるルールを作ります。

 

例えば、「電車に座るときは単語を10個見る」というルール

 

これで、電車に座るとき(学校の行きかえり、部活の行きかえり)は必ず単語の勉強をすることになります。

 

私の場合、イスに座ったら単語をするというきっかけを作っていました。

また勉強で科目を変える時は必ず、その科目の復習から始めると決めています。

 

 

このように、むりやり、復習する機会、タイミングのルールを普段の生活の中に作れば、

復習を繰り返すことができ、習得に近づきます。

 

 

習慣になれば、もうしめたものです。

 

 

 

 

継続するコツ:距離的ストレスと時間的ストレスを最小限にする

 

 

さて先ほどは

 

繰り返すコツをご紹介しました。

 

 

では繰り返した復習を継続的に行うためには?

どうすればよいのでしょうか。

 

 

ここで二つの大切なポイントがあります。

それは以下の通りです。

 

【距離的ストレスの軽減→すぐに復習に取り掛かれる環境を作る】

【実践的ストレスの軽減→1回の復習時間と量を最小限にする】

 

です。

 

ところで

 

私は、大学6年間、毎日ジムに通っていました。ほぼ毎日。必ずジムにいって筋トレをしていました。

 

一つ勘違いしてほしくないことは、決して私はトレーニングが好きなわけではありません。

単純に健康のために運動をしているだけで、できたらやりたくないのです。(しんどい)

 

しかし6年間続けることができました。この継続の背景にも

それは距離的ストレスと、実践的ストレスを徹底して最小限にしたことがあります。

 

そんなジムのお話を付け加えてご紹介しましょう。

 

 

 

①距離的ストレスの軽減→すぐに復習に取り掛かれる環境を作る

 

距離的ストレスとは、ある物事に取り掛かるまでのこと

ある行動にアクセスするまでのことを言います。

 

 

いざ、勉強し始めたらどんどん進めるけど、勉強するまでが長い人・・・いませんか?

いざ、ジムまで行ったらトレーニングできるけど、ジムまで到達するのが長い人・・・いませんか?

 

 

実行するまでが長い人はなかなか継続ができません。

 

このような人はたまたま用事があって、できなかった場合、その翌日も何かの理由をつけて実行に移さないことが多いです。

 

実行するまでが長いことで、その間にいろんな「しない理由」を作ることができる、見つけることができる、発見するからです。

 

 

実行するまでをできる限り短くすること

これで言い訳はできなくなります。

 

 

では私はジムではどういったように距離的ストレスを最小限にしたのでしょうか。

 

車と持ち物で工夫しました。

 

移動は必ず車で家から5分のジム。さらに持ち物は、シューズと会員カードのみにしました。ジャージは着ていくので、車から降りて、会員カードをかざして入館したら、ロッカーには行かず、そのままトレーニング場に向かいました。

 

これで家から出て10分以内にトレーニングを開始できる。この開始するまでの距離的ストレスを最小限に抑えました。

 

 

勉強では

・机には常に勉強道具を開いておく
・基本的に勉強する服装はジャージ
・すべての勉強道具をもって移動する→今はある参考書をもっていないから勉強できないという言い訳を作らないため

 

たくさん工夫の余地がありますね。

 

 

 

 

②実践的ストレスの軽減→1回の復習時間と量を最小限にする

 

実践的ストレスとは、1サイクル行うストレスのことをいいます。

 

物事を継続していく中で、毎日やる気に満ち溢れている最高の状態が毎日続くわけではありません。

体がだるかったり、眠かったり、今日はやめたいなーと感じるときももちろんあります。

そんなときにいかに1サイクル行えるかが継続において途中でストップしない大きなポイントとなります。

 

1サイクルを体調が万全じゃなくても継続できるくらいの負荷、ストレスにとどめることが重要です。

 

そのポイントとなる要素としては

1サイクルに行う量と時間があります。

 

 

ジムの話をしましょう。

 

私は一回のジムでのトレーニングを15分と決めていました。

基本的にトレーニングは嫌いです(笑)

 

なので1回のトレーニングはものすごく短い時間で終わらせます。でないと継続できないほどのストレスがかかってしまうからです。

 

さらに15分で行える量も自分にとってはストレスなくちょうどいいのです。

 

上記のようにジムについたら、ロッカールームには行かず、すぐに靴を履いてトレーニングをし、15分で終わり、そこまで汗はかいていないので、そのまま帰ります。家でシャワーは浴びます。(ある意味、このロッカールームにいかないのも距離的ストレスの軽減につながりますね)

 

ジムのスタッフの中では、会員の中で1回のトレーニング時間が最も短く、そして最も利用回数の多い人として有名だったそうです(笑)

 

 

勉強だと

・数学と物理、化学の勉強はそれぞれ1時間。それぞれ2問ほど復習。
・国語と社会の勉強は嫌いなので30分1問のみ復習(笑)でもこれを毎日します。
・英語はある文章の1ページだけ読む
・単語は1日10個のみ

 

これこそが

私にとってストレスのない量と時間なのです。

 

 

私は二つのストレスを最小限に抑え、ジムを6年間継続しました。
それは復習においても同じです。

また改めて暗記方法でもお話しますが、

 

 

①「復習する」までの距離(アクセス)のストレスを最小限にする

②1回の復習サイクルのストレスを最小限にする

 

この二つを工夫することが継続するための第一歩です。

そして、継続するための距離的ストレスと1サイクルのストレスは人によっても、継続したい内容によっても異なります。

 

自分だけの尺をいかに早く見つけるかが最大のポイントです。

 

 

ちなみにランニングも毎日何年も行っていますが、同様に二つのストレスを自分なりに最小限にしているため継続できています。

 

 

しっかり自己分析し、復習を継続しましょう!

 










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