【原稿公開】第6章(1)積極的に使わなくてもよい整理型参考書




 

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これまで、理解型参考書、問題中心型参考書、問題学習型問題集、応用型問題集と紹介してきました。これらは使用する機会が多い重要な教材です。しかし今から紹介する整理型参考書は必ずしも必要とはしない種類の教材です。むしろタイミングや使い方を誤るとマイナスの影響を受ける可能性もあります。

確かにタイミング、使い方さえ適切であれば整理型参考書の特徴を活かし効果を最大限に発揮することは可能です。だからといって、日々の学習に必要不可欠というほどではありません。従って、積極的に使う必要はありません。むしろ数多く存在する参考書の中から整理型参考書をしっかり特定し、タイミングが来るまでは手を出さないことの方が重要です。

 

 

特徴はたった一つ。それは文章よりも視覚情報が多いことです。視覚情報とは図、絵、表、まとめなどを示します。そうした視覚に訴える資料を文章以上に取り入れ、一見分かりやすいと思わせる構成をとっています。具体的には見開き約半分以上、視覚情報が占めていれば整理型参考書に含まれます。

第3章でもお話したように、視覚情報は十分な解説があって初めて理解することができます。友達のノートを写しても理解できないのと同じです。整理型参考書を使うことは友達のノートを使うのと似たようなもので、シンプルで綺麗にまとまった情報であればあるほど分かりにくくなります。その視覚情報はノートの持ち主である友達の解説がなければ理解できない暗号のようなものです。

 

 

整理型参考書は半分以上が視覚情報で構成されているため、解説量はどうしても少なくなり、理解も不十分になる可能性が高くなります。

繰り返しになりますが、勉強の基本は理解です。理解が大前提で勉強を進めなければ、必ずどこかでつまずき、乗り越えられず苦手意識を持ってしまいます。従って解説の乏しい教材を単独で使うのはリスクでしかありません。

整理型参考書はそうした危険性をはらんだ教材であるため、下手に手を出さないことが大切です。

 

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