【原稿公開】第1章(2)自分に合わない教材を無理やり使い続けた




 

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失敗1で購入した「自分に合わないけど他の人には素晴らしい教材」はどうすればよいでしょう。私はここで第二の失敗を犯しました。自分に合わないと分かっていたのに、それでも無理やり使い続けてしまったのです。使わないと、せっかく買ってくれた親に申し訳ないと思ったからです。自分に合わない道具で無理やり勉強することになるので、当然うまくいきません。次第に苦手意識を感じ始め、成績は下がり、最終的には勉強をしなくなってしまったのです。

 

 

これこそ教材の怖い側面です。自分に合わない勉強道具を使い続けることは、想像以上に悪影響を及ぼすことがあるのです。

もちろん学校の教材でも同じことが言えます。

例えば教科書。教科書がこの世で一番分かりやすい教材と思える人はどれほどいるでしょうか。多くの人にとって教科書は使いづらい教材です。解説も固く、単調で親切ではありません。

また学校で使われる問題集の多くは解答解説量が圧倒的に少ないです。中には解答解説すらない教材も存在します。さらに付属の解答解説冊子を、先生がわざわざ抜き取ることもあります(もう話になりませんね)。これでは十分な理解は困難ですし、使いづらいのは当たり前です。

仮に学校でしか使わない教材であれば、授業でカバーする“はず”なので、解説が少なくても100歩譲って(いや1000歩譲って)良しとしましょう。しかし勉強場は学校だけではありません。家でも、図書館、塾でも勉強します。一人で勉強する時間は学校の勉強時間に匹敵します。それなのに十分な解答解説がなければ、学校以外の勉強の質が下がってしまいます。

たとえ学校で解説されても、分かりにくい授業だったら、教科書問題集は使いづらい教材になります。しかし日々の宿題や小テスト、定期テストは学校の教材から出題されるので、生徒たちはそれらを使わざるを得ません。そして理解できず、最後は苦手になってしまうのです。

 

 

この二つ目の失敗を避けるためにも、自分に合わない、使いづらいと感じる教材は、すぐ手離すことが大切です。苦手意識を持つ前に、使うのをやめるのです。

やめるのに抵抗があるなら一度中断し、「中断ボックス」など用意して閉まっておきましょう。もしかしたら、自分のレベルと教材の難易度が合わず、使うのが早すぎたかもしれません。「中断ボックス」に入れておけば、実力が追いついたタイミングでいつでも再開できます。

 

 

とにかく使いづらい、合わないと感じた教材は、その時点で一旦使うのをやめましょう。これだけ勉強道具が溢れている時代です。合わない教材があるのは当然です。ただ、それを無理やり使い続けるのは「百害あって一利なし」なのです。

 

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