【原稿公開】第7章(2)理解型参考書:橋元の物理をはじめからていねいに




 

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理解型参考書の代表作である「橋元の物理をはじめからていねいに」を紹介します。

 

 

これは定期テストが20点だった私の物理を一番の得意科目にまで育ててくれた思い入れの深い参考書です。この教材がなければ今の自分はないと言っても過言ではありません。それでは実践していきます。

 

 

①まず課題を明確にします

 

 

今の課題は「苦手意識をもっている物理をなんとかしたい」というものです。少し物理についてお話しておきますと、物理の教科書は分かりにくい箇所が本当に多いです。理由の一つとして図の複雑さが挙げられます。

物理は自然界の現象という一連の流れを数式で説明する学問です。従って現象を紙の上で表現する「図」は理解、説明するために必須なものです。しかし物理学の教科書にある図は情報量も多く複雑で、初学者にとっては逆に混乱をまねくタネ になっています。さらに学校の先生も教科書の図を用いて説明するので、当然授業も理解できず物理に対し苦手意識をもってしまいます。

物理現象をイメージできないのです。

 

 

②次に課題に適した教材の分類を決めます。

今回は明らかに理解型参考書です。

 

 

 

③本書で紹介した「理解型参考書の注意点」に留意し教材を選びます。

今回は物理に苦手意識をもっている人にとっての救世主といえる「橋元の物理をはじめからていねいに」です。

 

 

 

④特徴を二つ見つけます。
⑤さらに二つの特徴から学べることを把握します。

 

 

 

この参考書の特徴はなんといっても図です。「物理をはじめからていねいに」の図は二つの役割を担っています。

一つは「理解のための図」です。理解するための図なので余計な情報はありません。理解に必要な要素だけで構成されており、さらに分かりやすい説明が添えられています。「THE シンプル!」です。また数枚の図を使って物理現象の一連の流れを説明してくれます。教科書のようにむりやり一枚の図に収めようとしないのです。ここが物理を苦手としている人にとって助けとなる大きなポイントです。

物理現象は動的なものです。それを静止図で表そうとしているので、たった一枚では表現できず、初学者は動的な物理現象をイメージができないため苦手になるのです。本書はこの点をカバーできるように作られています。

もう一つは「直接テストの点数につながる図」です。現象を図としてイメージできなければ自分で図を書くことができません。図が書けないと、問題は解けません。何度も言うように物理学というのは自然現象を数式で説明する科目なので、図が必須です。当然問題を解くときも図を書く必要があります。
本書で使われている図はそのまま問題を解くときにも使える実践を考慮した図が用いられています。なので、本書の図と説明で理解しイメージできたら、そのイメージから逆にシンプルな図を書けるようになります。

この図を書く力が物理学では直接点数につながるのです。

 

 

⑥次に教材を使用し学ぶとどう変化するか(課題を克服するか)、新しい課題は何かを把握します。

 

 

この教材で理解を最優先にして学習したため、苦手意識は克服できました。しかしこれほど完成度の高い参考書でも一つだけ注意点があります。それは模擬試験対策、受験対策としては内容が不十分であるということです。

当然と言えば当然です。基礎内容をわかりやすく説明している初学者用の教材なため、基礎を超えた内容を含めていないのは、仕方ないことです。あくまでこの参考書の役割は「物理学を理解し、苦手意識を克服させる」ことです。となると、ここで新しい課題を想定することができます。

「学習内容はまだ不十分であり、解けない問題も多い」という課題です。

そしてこの課題に対し適した教材は、次にご紹介する問題中心型問題集の代表作「物理のエッセンス」です。

 

 

「物理のエッセンス」は問題中心型参考書に該当する教材ですが、非常に全体としてバランスのとれた教材です。基本的な内容を問題を上手に活用しながら、網羅的に説明してくれるのですが、その解説がまた詳しい。バランスが異常に整った教材で、本書を完璧にしたら基本レベルにも関わらず、偏差値60は超えると言われるほど質が高いのです。

ぜひ一度手に取ってチェックしてみてください。

 

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