【原稿公開】第7章(5)応用型問題集:数学標準問題精講




 

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応用型問題集の代表作である「数学標準問題精講」を紹介します。

 

 

一言で言うと「受験数学への入り口となる問題集」です。他にもオススメしたい応用型問題集はありますが、応用問題の問題学習を初めて行う人はこの教材から入るのが最もスムーズかと思います。それでは分析していきます。

 

 

①まず課題を明確にします、

 

 

定期テストレベルの問題は青チャートで分析し、点もとれるようになりました。しかし、それだけでは模擬試験や受験に対応できません。なぜなら、模擬試験や受験で出題される問題は青チャートにあるような基本問題を組み合わせて、つくられた応用問題であり、改めて応用問題の問題学習をしなければならないからです。

 

 

②次に課題に適した教材の分類を決めます。

今回は応用問題のパターンを学びたいので応用型問題集(問題学習用)です

 

 

 

③本書で紹介した「応用型問題集の注意点」に留意し教材を選びます。

選んだ教材は「数学標準問題精講」です。

 

 

 

④特徴を二つ見つけます。
⑤さらに二つの特徴から学べることを把握します。

 

 

 

勉強することは、応用問題に関する問題学習です。ということは、当然解答解説は豊富でなければなりません。多くの問題集では、青チャートのように1問につき解答解説が1ページというのが一般的です。しかし、標準問題精講は解答解説がさらに豊富なのです。

なんと、ほとんどの問題に対し解答解説が見開き2ページ以上用意されています。もちろん応用問題なので解答解説の量が増えるのは自然ですが、それでも十分な量と言えます。豊富な解答解説こそ、標準問題精講の強みの1つであり、この特徴のおかげで応用問題をしっかり分析することが可能となります。

また、なんといっても解説内にある「精講」と「解法のプロセス」。これらに書かれた内容が素晴らしいのです。本来、問題学習で自分がまとめなければならないフローチャートと、ポイントがここに既にまとめられてしまっているのです。即ち、問題学習で大切な解法の一般化・抽象化がすでに書かれているということです。となると、もう何もすることありません。「精講」と「解法のプロセス」を理解すれば、問題学習が終わってしまいます。

まさに「手取り足取りやってくれる問題集」なのです。

青チャートにも「指針」で一般化・抽象化された内容が書かれています。こうした一般化・抽象化された内容が解説に含まれている時点で素晴らしいのですが、強いて言うなら青チャートの「指針」はやや解説量が少ない点が惜しいです。一方、標準問題精講は一般化・抽象化された内容ですら、豊富な解説量で私たちに理解させてくれます。こんなに親切な問題集は他にないのでは、と思うほど完成度の高い教材です。

 

 

⑤次に教材を使用し学ぶとどう変化するか(課題を克服するか)、新しい課題は何かを把握します。

 

 

さて、これほど手取り足取りサポートしてくれる問題集を終えれば、もうかなりの力がついていると言えます。あとは、実際にテストで力を発揮できるかが大事になります。しかし、実際テストなると、意外にスラスラと解けません。なぜでしょう。それは力がないのではなく、場数を踏んでいないからです。ただ数学標準問題精講では1問に2ページ以上の解説でじっくりと勉強してきたのですから、スピードをつけて解くまでには至っていないのは当然です。テストで点をとるためには制限時間内で素早く解く練習も必要なのです。

となると新しい課題は「応用問題のパターンは習得したけど、テストになるとスラスラ解けない」です。ではこの課題に適した教材を実際に本屋で探してみましょう。ちなみに私がおすすめする教材は「数学重要問題集」です。

 

 

本書はまさに応用問題のアウトプット練習、場数を増やすのに最適な問題集です。難易度もほどよく、問題数も比較的多い。にも関わらず解答解説も比較的丁寧です。一言で言えば、バランスの整った応用問題集で、万人にとって使いやすいもものと言えます。ぜひ一度手にとって見てみてくださいね。

 

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