『基礎力がついて初めてスタート地点に立てる』金沢大学 理工学域 物質化学類 : 朝倉尚也




 

 

性格は感覚的。マイペースだそうだ。確かにそのような雰囲気がある。

 

しかしインタビュー中、私は確信した。

 

朝倉さんの口から語られる内容には考え抜かれたロジックが存在している。

 

なるほどと思うことが多かった。

 

目の前に起こる現象を分析し自分の行動に変化を与え続けている。

 

 

「新しいものを作りたい。起業したいんすよね」

 

 

可能性に満ち溢れた若者の目は確実に将来を見据えていた。

 

【基本情報】

・名前:朝倉尚也
・出身高校:金沢泉丘高校
・高校の部活:陸上部
・合格大学:金沢大学理工学域物質化学類
・性格:マイペースで感覚主義。調子乗りとも言われる
・趣味:運動、音ゲー、読書
・高校時得意科目:化学
・高校時苦手科目:物理
・高校時平日の勉強時間:1~2年生は2時間、3年生は4~6時間
・高校時休日の勉強時間:1~2年生は4時間、3年生は8~10時間
・高校時の通ってた塾:STUDYBANK
・好きな言葉:鶏口牛後
・将来進みたい分野:新素材の研究

 

 

 

 

新しい素材を作りたい。ナイロン666もあると思う。

 

――今日はよろしくお願いします。

 

朝倉:お願いします。

 

――まずは金沢大学合格おめでとうございます!!

 

朝倉:ありがとうございます。

 

――受験終わっていかがですか?

 

朝倉:そうっすね。暇です。暇すぎて・・・・(笑)。

 

――それは(笑)。車の免許は?

 

朝倉:まだですね。大学入学後っす。

 

――どっか旅行行きました?

 

朝倉:部活の同期とUSJに行きましたね。

 

――(USJ・・・かわいい・・・)なるほど。いよいよ大学生活ですが、何かやりたいことはありますか?

 

朝倉:そうですね。起業したいんすよね。

 

――ほうほう!!いつからそう思っていたんですか?

 

朝倉:小学校6年生のときの将来の夢についての作文で、「社長になる」って書いてたんです。小学校のころから思っていたんですよね。

 

――まじですか。す・・・すごい・・・なんでそう思うんですか?

 

朝倉:んー。そうですね。小学校のときは人より上に立ちたいと思っていたんですよ。

 

――なるほど・・・

 

朝倉:で、中学のときは何も思っていなかったんですが。高校の終わりに、大学に入ったら起業しようとまた改めて思ったんです。

 

――何かきっかけがあったんですか?

 

朝倉:実は高校三年になって高分子化合物やるようになって、新素材という分野に興味をもったんです。

 

――ほうほう。

 

朝倉:例えば、構成している元素は単純なのに、それが集まると身近に使っているものじゃないですか。

 

――あー。鉛筆の芯は炭素(C)でできているってやつとかですか?

 

朝倉:そうですそうです。ということは、自分も作れるんじゃないかと思って。

 

――めちゃ面白いですね!!!

 

朝倉:そうですか(笑)。例えば、ナイロン6ってあるじゃないですか。

 

――はい。

 

朝倉:ナイロン66もありますよね。

 

――ありますね。

 

朝倉:ならナイロン666もあるんじゃないかって思うんですよね。

 

――なるほど!!そういう新素材を自分で作れたらって思うんですね!

 

朝倉:はい。

 

――本当に着眼点が面白いですね!!

 

朝倉:そうですか(笑)。

 

参考ページ
ナイロン66とナイロン6の重合反応と成分
http://www.irohabook.com/nylon

 

――いつからそう考えていたんですか?

 

朝倉:もともと新しいものを作りたかったんですよね。高校2年生までは自分は花粉症なので、花粉症が治る薬を作りたいなと思っていたんです。

 

――なるほど。

 

朝倉:でも高校三年生で高分子を習ってからは、完全にこの物質というのに興味を持ちましたね。

 

――いやー!めちゃくちゃ面白い。

 

朝倉:高分子を勉強して、新素材の研究をして新しいものを作りたいと思い始めたときに、世間に浸透させていくためにはネームバリューが必要と思っていて。

だからまずは起業して、知名度をあげときたいと思って。

 

――すごいですね!!何をやるかは決めているんですか?

 

朝倉:それを決めるために、読書をやっていたのですが・・・飽きちゃいました(笑)。

 

――あー!趣味に読書って書いてある(笑)。

 

朝倉:そのアンケートに答えているときは読書だったんですけどね(笑)。

 

★★★

 

――高校では部活は何をしていたんですか?

 

朝倉:陸上部です。

 

――おー!いつからやってたんですか?

 

朝倉:小学校のときからですね。

 

――小学校のときから!何の種目ですか?

 

朝倉:それがちょっと変わっていまして・・・。
小学校は幅跳びと短距離で中学は高跳び、高校は8種競技です。

 

――えー!めちゃくちゃいろんな競技やってるんですね。それって、例えば、幅跳びと高跳びって全然違うわけですよね?

 

朝倉:違います。

 

――じゃあ毎回イチからって感じですか?

 

朝倉:そうですよ。

 

――結構大変ですね・・・。

 

朝倉:そうですね。中学のとき高跳びが面白そうと思って始めたんですが。
やっている人がいなくて。独学でやっていましたね。他校のやつの飛び方とか見て。

 

――まじですか。すごい適応力ですね。ちなみに結果は・・・。

 

朝倉:北信越くらいですね。ギリギリ全国行けなかったくらい。

 

――すご・・・。独学でそれって・・・。

 

朝倉:ありがとうございます(笑)。

 

――大学でもやるんですか?

 

朝倉:いや大学では部活陸上はもういいかなと思っています。

 

 

 

基礎力をつけて初めてスタートラインに立てる

 

――もともと金沢大学に行こうと思っていたんですか?

 

朝倉:いや本当は名古屋大学を目指していました。けど、センター試験で国語をやらかしてしまって・・・。

 

――やらかしたんですね・・・(自分と同じだ)。

 

朝倉:はい。完全にやらかしました。国語以外は8割だったんですけどね。それで金沢大学にしました。

 

――二次志望が金沢だったんですか?

 

朝倉:そうですね。名古屋大学か金沢大学かと思っていたので。

 

――得意科目は理系だったんですよね?

 

朝倉:化学は得意ですけど、物理が苦手でした。

 

――そーなんですか!なんか意外ですね・・・

 

朝倉:物理とか何の現象が起こっているのか分からないんです。

 

――へー!でも化学が得意。

 

朝倉:そうなんです。実は1年生のときは世界史が一番得意で、化学は得意じゃなかったんです。

 

――世界史が得意だったんですか!!?また全く異なる科目ですね。

 

朝倉:暗記が得意なんですよね。

 

――なるほど。だから物理というよりは、暗記要素もある化学が得意なんですね。いつから化学が得意になったんですか?

 

朝倉:高校三年生の11月12月くらいですね。とにかくセンター試験の演習を始めて、やりまくっていたら、どんどんできるようになって。得意になりましたね。

 

――そんなギリギリからやっていって、得意になったんですか。やっぱりなんかポテンシャルありますね。

 

朝倉:ありがとうございます(笑)。

 

――だって、11月か12月ですよね。

 

朝倉:はい。

 

――いやーすごい。

 

 

――勉強で大事にしていたことは何ですか?

 

朝倉:とにかく問題集を繰り返していましたね。

 

――おー!大事なことですね。

 

朝倉:はい。まずは1回目やるんですけど。最初は間違えてもしゃーないという感覚でばーってやります。間違えたところはちゃんとチェックはしますけどね。

 

――なるほど。

 

朝倉:で、2周目やり、3周目して。そうやって繰り返していると、何回も間違えるところがあって。そこを集中的に学習するという感じでやっていましたね。

 

――ほうほう。ということは1問にはあまり時間をかけないんですか?

 

朝倉:はい。かけないですね。少し考えて分からなければ、チェックしてすぐに答えを見て理解していましたね。

 

――素晴らしい。それは最も効率のよい学習ですよ!自分もそんなタイプです。

 

朝倉:そうなんですね。もちろん何回も繰り返していて何度も間違えているところは付箋を張ってそこを繰り返していました。1回目でできたところも、飛ばすんじゃなくて2周目にもう一度やっていましたね。

そうやって基礎力がついていったんだと思います。

 

――ほー。確かに2回目できたときに学べることは、1回目とはまたちょっと違ってて。新しい発見がありますもんね。

 

朝倉:そうですね。だから、まあチェックしていてもあまり意味なかったかもしれませんが(笑)。

 

――全科目、こんなスタンスでやっていたんですか?

 

朝倉:そうですね。例えば化学の重要問題集をめちゃくちゃやっていたんですよ。

 


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――何周くらい?

 

朝倉:もうわかんないほどですね。答えを覚えてしまっていました。だから、それ以降やっていてもあまり実力がつかないと思って、他の演習問題をやります。そこで間違えた問題の分野を重要問題集でまた繰り返します。

 

――重要問題集に戻るわけですか。そうやって、他の問題集で自分が理解できているか確認して、できていないところをなじみの重要問題集で改めて確認するっていうやり方は効率がよいですね。

 

朝倉:はい。自分にとっては重要問題集によって基礎力がものすごくつきましたね。

 

――朝倉さんは非常に基礎力を大事にしていますね。

 

朝倉:んー。まあ基礎力って他の受験生も身に着けてくるわけじゃないですか。言ってしまえば合格する人は基礎力が身についているわけです。
そこで差がついてしまったら、もう勝負のスタート地点にも立てていないわけですよね。

 

――確かに。

 

朝倉:基礎力はしっかりつけて。それにプラスアルファで勝負なのかなって考えていました。
だから基礎を重視していましたね。

 

――素晴らしい。化学はセミナー化学も使っていたんですか?

 

朝倉:はい。学校の先生がセミナー化学だけでも名古屋大学はいけると言っていたので。

 


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――数学は何を使っていたんですか?

 

朝倉:Focus Goldを使っていましたね。

 


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――学校でもらっていたやつですか?

 

朝倉:そうですね。

 

――名古屋大学の数学はFocus Goldでいけるんですか?

 

朝倉:いやあ・・・。学校が結構数学押していて、いろんなプリント、問題をやったんで。Focus Goldだけというよりは、そういった感じで総合的に力がついたんだと思います。

 

――なるほど、なるほど。

 

 

とにかく問題を中心に勉強する

 

――金沢大学二次試験の英語は傾向が変わりましたね。すべて英語になって。

 

朝倉:そうですね。

 

――ちょっと戸惑いました?

 

朝倉:いや。英問英答は対策はしていなかったですね。前日に入試問題を解いて、あーこんな感じかぁってイメージつけたくらいです。英作文だけは対策をしましたね。

 

――それだけですか!!?

 

朝倉:はい。実際、日本語で答えを書くよりも英語で答え書く方が楽でしたよ。

 

――なんでですか?

 

朝倉:英語のほうが本文から該当するところをそのまま抜き出せばいいので。そんなに自分で工夫して書かなくてもいいんですよね。

 

――なるほど。めちゃくちゃ賢いですね。なんか全体的に思うんですけど、戦略的ですね。

 

朝倉:ありがとうございます(笑)。

 

――暗記得意なのは何か工夫しているんですか?

 

朝倉:自分で一回書きますね。

 

――ほう。

 

朝倉:覚えたいことを書きます。自分でまとめノートを作る感じですね。

 

――それは何がいいのでしょうか?

 

朝倉:まず教科書の字より自分で書いた字のほうが頭に入るんです。

 

――あー確かに。

 

朝倉:しかも、自分で書いたらノートのあそこに書いたなーとか、自分だけの思い出すひっかかりができるので、便利でしたね。

 

――なるほど。そのノートは繰り返すんですか?

 

朝倉:繰り返すというより。一回書いたらすぐに問題をしますね。とにかく問題を通して学習します。問題ベースに暗記します。

 

――それは良いやり方ですね!

 

 

――こうしておけばよかったなということはありますか?

 

朝倉:もう少し授業は寝ずに聞いたほうがよかったなと思います。

 

――結構寝ていたんですね(笑)

 

朝倉:そうなんですよ。結構寝るんです。授業にも寝ていい授業と寝たらダメな授業があるじゃないですか?

 

――そうですね。

 

朝倉:例えば、ある授業は、ちょっとプリントとかもわかりにくくて。結局自分でやるので、眠たかったら寝ていたりするんですけど。新しく学ぶ範囲の授業で寝てしまったら、その分野が苦手になってしまうんですよね。それがあまり良くなかったです。

 

――確かに。そういうときは優しい参考書とかでカバーしたりしなかったんですか?

 

朝倉:問題集でやっていましたね。

 

――そこも問題集ですか?

 

朝倉:はい。授業を聞いて理解したとしても問題をしないとすぐ忘れるじゃないですか。だから結局、新しく学ぶところって理解云々も大事ですけど、結局問題が大事なんだろうなと思ってます。

 

――あー確かに。問題をやって初めて何を勉強しないといけないか分かりますもんね。だから過去問も大切で。なるほど。そうやって問題ベースでやるってのいうのも手なのかぁ。

 

朝倉:はい。自分は問題を中心にやっていましたね。とにかく問題集を進めていく。おすすめです。

 

――ありがとうございます。では最後にひとことを・・・。

 

朝倉:眠たいときは寝るですね(笑)。

 

――ここまでくると、もう朝倉さんらしさが垣間見える(笑)。

 

朝倉:(笑)。だってもう眠たいときは寝るしかないですもん。短い時間で寝れる力があるとよいですね。

 

――そうですね。私も短い時間で寝れるので、国家試験で1科目ごとにある休憩時間は家に帰って寝ていました(笑)。会場が家から近かったので。昼休みも帰って寝ていましたね。

 

朝倉:まじですか(笑)。

 

――朝倉さんはその力はもっていますか?

 

朝倉:そうですね。授業で寝るっていうので、身につけましたよ(笑)。

 

――さすがです。

 

朝倉:それができるとテストとテストの間とか、センター試験の休憩時間とかパって寝て、気分転換できますよね。

 

――実際、センター試験のときは寝たりしたんですか?

 

朝倉:寝ましたよ。でも国語の直前は緊張眠れなかったんですよね。国語が苦手なので。変に緊張して。それでペースが崩れてしまい、国語でこけてしまったんだと思います。リズムが崩れたわけです。

 

――なるほど(笑)。それだけ、朝倉さんにとっては睡眠がキーだったんですね。

 

朝倉:はい。そういう力をつけておくと、便利なのでぜひ参考にしてみてくださいね。

 

――ありがとうございました。

 


 

どんな質問にも即座に答える。

おそらく常に物事を考察し自分なりの答えを出し続けている証拠だろう。

 

まだ大学生活は始まったばかり。

これからどんな4年間が待っているのだろうか。

 

非常に楽しみだ。

 

 

【金沢大学 理工学域 物質化学類合格への勉強方法、参考書】

 

<参考書>

化学の重要問題集
セミナー化学
Focus Gold

 

<勉強方法>

・とにかく問題集を繰り返す
・間違えたところも正解だったところも必ず繰り返す
・1問に時間をかけず1周目はさーっとやる
・同じ問題集を繰り返して、答えを覚え始めたら違う問題集をやる。その問題集で間違えた範囲を以前使用していた問題集で復習する
・基礎力をつけて初めてスタートラインにたてる
・問題集を中心に勉強する
・暗記内容は自分の字でまとめ直す

 

 










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