【英語】英文読解入門 基本はここだ!




文法が嫌いになるのは必然だった?

 

★「参考書図解の使い方と見方」がわからない方はこちらからご覧ください

★今回紹介する教材の全体図です

 

 

英語が苦手になる大きな原因の一つ。文法。文法と聞くとどんなイメージを持ちますか。

「暗記科目」「一問一答の問題が多い」「穴埋め」「理解しにくい」など…マイナスのイメージを持つことが多く、苦手意識を抱きやすい分野です。

ただそう思うのも無理ありません。なぜなら、文法を正しい流れで学習する機会が少ないからです。まだ基本的な知識がない中で学校から一問一答の文法問題集を渡され「週明けにはテストをするから」とせかされ、理解できないまま暗記せざるを得ない状況に追い込まれていく。

そりゃ、最初のイメージを抱くのも仕方ありません。

でも英文法をきちんと順序だてて学ぶことができれば、苦手になることもなく、むしろ英語という異文化を深く理解でき、より英語を扱いやすくなる最強の道具なのです。

ちょっと熱くなってしまいました。このままえは熱が冷めないので、今回はもう少し文法のお話をしてから教材を紹介しようと思います。

 

 

英文法は三種類に分ける

 

英文法はなぜか「5文型」、「関係代名詞」などテーマごとの知識を勉強し、学校で渡された問題集をひたすら解くという学習方法が一般的になっていますが、「問題集を利用した文法学習」は、あくまで勉強すべき英文法の一種に過ぎません(実際この学習でも学校の問題集を使うのはおすすめできませんが)。

なぜなら英文法は以下の三種類に分けることができるからです。

①文法問題を解くための英文法
②読解するための英文法
③書くための英文法

①は先ほどから触れている「問題として出題される文法知識」です。英文法と聞いて最初にイメージされやすいものですね。

②は読むための英文法です。文章は当然ですが、文法のルールに基づいて作られています(特に受験に出されるような文章はなおさらです)。簡単な文章だと文法を意識しなくても速読で読めますが、中にはなかなか読み取りにくい一文などもあります。これがまた、重要な文であることが多いんですよね。こうした難しい文は知らない単語が多いか、抽象的すぎるか、文章構成が難しいかのどれかです。

知らない単語は単語の知識を増やせばよいですし、抽象的すぎる場合は国語力の問題です。この二つは比較的容易に克服できるのですが、問題は最後の「難しい文章構成」。これがなかなか克服するのにも時間がかかります。最後の最後まで苦手意識を持ち続けてしまい、本番で大事な一文が読めず、全体の流れを間違って解釈してしまい、一文に泣くこともしばしば。できる限り早く克服したいところです。この文章構成を見抜く力を養うのが「読むための英文法の学習」なのです。

③は英作文で必要となる文法知識。英作文は減点方式なので、シンプルで簡単な単語と文法を使いながら、内容を伝える力が重要です。そのために、主語や動詞、時制など基本的な文法を本質から理解する必要があります。

このように三種類に分けて、それぞれ正しい順序で学習することが、英文法の力を総合的に伸ばし、延いては英語力のアップにつながるのです。

さて、次に勉強する順序ですが、①②③を勉強する前に基礎中の基礎として必要な知識をまずは勉強しなければなりません。それが、以前ご紹介した「大岩のいちばんはじめの英文法」です。これは、どの種類の文法にも必要な基礎知識を学習するのに適した教材です。

 

基礎知識を習得した後は、三つのルートに分かれます。それぞれのルートで最初に使うべき教材は異なります。

 

 

そして今回ご紹介する教材は、「読むための文法学習」のルートで最初に使ってほしい教材です。こちらです。

 

 

姉妹教材に有名な「ポレポレ英文読解プロセス50」があります。ポレポレの著者である西きょうじさんが、読むための文法をこれでもかというくらい、簡単に、かつ詳しく説明してくれている教材です。

 

 

簡単な一文を徹底的に構造分解する

 

分類は当然理解型参考書。

特徴は二つ。

一つは「例文は全て一文なのに解説が豊富」な点です。

よくある読解の教材は、多くが3~4行くらいの文を用いて、構造を解説する形式をとります。しかし「読むための文法」はまだ勉強を始めたばかり。そんな長い文をいきなり構造分解して説明されても、初学者にとっては理解しにくいですし、混乱のタネになるだけです。

そんな中、本書は例文がなんと短く簡単な一文のみ。なのに解説が本当に豊富なのです。たった一文なのに、ここまで解説できるんだ、と感心するくらい丁寧に説明してくれています。しかも全て重要な知識です。これまで、意識せずスラスラと読んでいた一文を、文法構造に着目して丁寧に解説してくれるので、より理解しやすく頭にも残りやすいのです。

 

 

もう一つは「読み解く手順がまとまっている」点です。丁寧で豊富な解説に加え、さらに本書では実践に使えるように、「読み解くための手順」がまとめられています。

例えば、「toの読み取り」「wheterの読み取り」「ifの読み取り」「関係詞の読み取り」など、テーマごとに「読み解く手順、フローチャート」を紹介してくれているのです。これは本当にありがたい。勉強した知識は他の場面でも使えるように、一般化するのが原則です。しかし解説の中で一般化されているのは稀で、多くは自分でやらなければならず、その作業は容易ではありません。慣れるまでにも時間がかかりますし、意外に時間と労力がかかります。ただ、本書は一般化をも既に済ませ、解説に含めてくれているという、とことん親切な教材なのです。

 

 

 

読むための文法学習はまだ始まったばかり

 

さて本書により、「読むための英文法」の基礎知識を習得することができました。しかし、本書の例文は文法を意識しなくても読める簡単な一文でした。なのでまだ「読みにくい一文を読み解く」というレベルには至っていません。従って次からは、少しずつ文を長くし、かつ難易度も徐々に上げていきたいと思います。

 

 

そこで次のステップとしておすすめしたい教材がこちら!

 

 

バイブルですね。おそらく購入している人も多いと思います。ただ、この本は今のタイミングで使うべきであって、「英文読解入門 基本はここだ!」の前に使うのはオススメできません。なぜなら、例文も比較的長くて、読解の難易度もまあまあ高いからです。

本書の冒頭に「中学~高1年までの文法の知識を扱っている」と書いてありますが、確かに文法知識としては高1年までに学ぶことではあっても、読むための文法としては難易度は高いです。なので、読むための文法の基本を学んだ上で使うようにしましょう。

ということで次回は「入門英文解釈の技術70」について詳しくお話したいと思います。

では🐧。










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