【数学】高校数学を苦手にしない教材の選び方




中学まで得意だった数学が高校で苦手になる理由

今回から数学の理解型参考書についてお話したいと思います。

そういえば、数学が苦手な高校生って中学までは得意だったパターンが多くないですか。「感覚的に」ですが。その理由は主に二つあると考えています。

一つは「脳の得意分野が変わるから」です。脳科学的に、中学まではどちらかというと、暗記を得意とする脳なのですが、高校からは理解、論理的なことが得意になっていくんですね。こうした脳の変化に合わせた教育を提供するがために、高校になると量も多く、単純に暗記だけでは対応できなくなるわけです。すなわち暗記中心である中学までの勉強方法から理解を中心とする勉強方法にスムーズに移行することが、高校数学でこけない鍵なんです。(もちろん数学に限りません)。

もう一つは「はじめに躓いてしまい克服できなかったから」です。一つ目の理由で脳の変化に合わせて勉強方法を変えていく必要性をお伝えしましたが、そんな私達の状況にはおかまいなしに学校の授業は進みます。となると適応できていない初期段階で躓く人が多くいるんですね。高校1年生になって初めての授業で、そのスピードの速さと量に驚いた人は少なくないでしょう。

さらに数学は連続性のある科目です。連続性とは「Aが分かるからBが分かり、Cが分かり、Cが分かるからDが分かる」というように、学んだ内容が次の内容に密接に関わるという性質です。従ってある時点で躓くと、次の内容の理解が一気に難しくなるんです。従って高校1年生の始めに躓き、リカバリーできなければ、そのままドミノ倒しのように次から次へと躓いて、最終的には苦手になってしまうわけです。

高校数学を苦手としている人はこれらを理由としている場合がほとんどかなと思います。ではどうしたら、防ぐことができるのでしょうか。それは今回から数回かけてご紹介する理解型参考書を最初から使い、学習の導入期に大切な理解を怠らず進めていくのです。

どの科目も同じことが言えますが。勉強には「新しい内容を学ぶ導入期」という段階があります。この段階ではできなくもいいし、解けなくてもいいのです。とにかく「二次関数とは何か」、「三角関数とは何か」などそうした概念を理解することが大事。問題を解く勉強はその概念の理解ができてからです。

導入期の理解を曖昧にすると、理解不十分なまま学校の授業は進み、そのうちついていけなくなり、苦手になってしまうのです。ただ、授業を止めたり、わかりにくい授業の先生を変えることはできません。だからこそ、これからご紹介する教材を使って自分でカバーするしかないのです。人のせいにしている暇があれば、自分で動いて乗り越えていきましょう。

 

 

数学の理解型参考書は三種類

 

数学の理解型参考書は三つのタイプに分かれます。

まず「沖田の数学I・Aをはじめからていねいに」シリーズです。

 

特徴は数学I・Aだけでも3冊に分けられているほど、豊富な解説である点です。だからと言って、難しいことが書かれているわけでなく、タイトル通り「はじめからていねいに」勉強したい人向けの教材です。ただし、数学を受験科目にするつもりがない人には詳しいかもしれませんので、そこは自分の目標に合わせて使用するか決めましょう。まあ高校一年生の時はまだ受験科目も考える段階ではないので、数学I・Aは苦手になるくらいなら、このくらいやってもいいとは思いますが。

 

二つ目は「高校これでわかる数学」シリーズです。

 

特徴は数学の教科書の雰囲気を残しつつ、わかりやすく解説している点です。

本書は1冊で数学I・Aなどを完結しています。また内容は教科書に似た構成で、かつわかりやすく解説されてます。印象としては高校数学の教科書を中学風に変えた感じです。なので、教科書の雰囲気が合っているけど、もう少しわかりやすく解説してほしい人はぜひこの本をオススメします。

 

三つ目は「定期テスト対策数学の点数が面白いほどとれる本」シリーズです。


amazonより引用

本書は先にご紹介した二つの教材の中間に位置するような本です。教科書寄りとまではいかないが、「はじめからていねいに」シリーズほど予備校の先生が解説しているほど崩してはいない、ちょうど良い構成で作られています。「定期テストが面白いほどとれる本」とありますが。意外と概念をきちんと説明しており、理解中心型の教材として良書と言えます。またⅠ・AとⅡ・Bしかない点も特徴で、文系の人にも使いやすく作られています。そういった意味では幅広い人にオススメできる教材なのです。

 

以上の三種類の本を簡単にご紹介しました。

どれも理解型参考書としての完成度が高く、優劣つけ難いです。従って、自分の目標や特徴に合わせて、最も合った教材を選ぶのが良いでしょう。次からは、それぞれの教材をもう少し深く掘り下げて図解していきたいと思います。

では🐧










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