沖田の数学をはじめからていねいにシリーズ
★「参考書図解の使い方と見方」がわからない方はこちらからご覧ください
★今回紹介する教材の全体図です

前回の投稿では「高校数学が苦手になる理由とその対策」について簡単に説明し、対策の鍵となる教材を三種類ご紹介しました。
そこで今回から三種類の教材についてひとつひとつ図解していきたいと思います。まずは「数学を受験科目にしたいけど、苦手になりそうな人」向けにぜひオススメしたい教材。

「沖田の数学Ⅰ・Aをはじめからていねいに」です。
3冊で数学Ⅰ・Aの概念をマスターせよ
分類は理解型参考書ですね。

特徴は二つ。一つはまさに本のタイトル通り。「数学の概念をテーマ毎に《はじめからていねいに》解説してくれている点」です。それも辞書のような詳しさではなく、優しく丁寧な説明なんですね。それぞれのテーマの冒頭を見てみましょう。「〜〜とは」というタイトルから始まり解説が続きます。例えば「一次関数とは」のように。「〜〜とは」という問いかけは、その概念について触れていることを示しており、まさに数学の学習の導入期において十分に理解しなければならない内容です。この概念の理解を曖昧にしてしまうことが、授業についていけなくなる大きな原因です。本書はその学習導入期において大切な概念を「はじめからていねいに」説明してくれている教材なので、理解型参考書として非常に適した教材なのです。

もう一つは「3冊で完結できる構成である点」です。他の数学の教材を見てみましょう。ほとんどが1冊で数学Ⅰ・AやⅡ・B、Ⅲが完結しているかと思いますが。本書はなんとⅠ・Aだけでも3冊に分かれております。正直これは出版社としては勇気のいることでしょう。なぜなら、多くの現役高校生はできる限り費用を抑えて、効率よく学ぶことが優先されるはずだからです。教材を売る立場なら「これだけで十分!」的なタイトルをつけて、一冊に完結にまとめて、さらに美少女の絵を所々散りばめておく方がよっぽど売れると思いますよ。
でも本書はその真逆を走っています。まさかの図や絵ではなく文字を中心とし、さらには3冊に分けるという、めんどくささ、かつ費用もかかる、一見敬遠されやすい教材に仕上げているのです。でもよく考えてください。分かりやすさは何で決まりますか。美少女ですか。一冊で無理やり終わらせているところですか。違いますよね。ケチらず、しっかりとスペースを使って、解説してくれている。しかも無駄な図や絵を入れず、それなら学習者を理解させるために、より丁寧な言葉で解説をする。これこそ「わかりやすい教材」なのです。本書はまさに、数学を苦手としている学習者に向けて作られた、「本気の教材」なのです。

概念を理解するから問題の勉強ができる
さあいつものように熱くなってしまいましたが。本書によって高校数学に出てくる概念を理解し、苦手になりそうな状況を脱し、むしろ得意になりそうな予感すら感じられるレベルにまで巻き返しました。やっぱり勉強は理解が全てなんですね。

ではいよいよ問題学習に入っていきますよ!問題パターン勉強ですね。この学習を入れなければ、テストで点はとれません。そんな問題学習にオススメな教材が「青チャート」です。

誰もが知っている王道の問題集「チャート式基礎からの数学(青チャート)」。デフォルトで初めから配られる高校も多くあるでしょう。しかし、本書は何が良いのでしょうか。どんな特徴があるのでしょうか。そしてどう使うのでしょうか。知っていますか?
これらをまずはしっかりと把握し、存分に活用していきましょう。青チャートについてはすでに記事にしてご紹介してありますので参考にしてくださいね。
次回は数学理解型参考書2冊目、「高校これでわかる数学」を図解しますよ!
では🐧
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