【国語】記述の手順がわかって書ける!現代文記述問題の解き方




現代文の基本はとにかく記述問題

★「参考書図解の使い方と見方」がわからない方はこちらからご覧ください

★今回紹介する教材の全体図です

 

 

前回は、現代文の評論記述問題をパターン毎に分け、それぞれの解法を学べる教材を紹介しました。

 

 

現代文は評論だけでなく、小説もありますし。記述問題だけでなく、抜き出しや選択問題などもあり幅広いです。ただ一つ言えるのは「考え方の基本は評論の記述問題に集約される」ことです。

例えば選択問題を作る際にも、はじめは問題に対する解答文を作成します。その作成した解答文を元に、間違っている選択肢を作成します。つまり、選択問題も記述式に解くポイントさえ抑えることができれば、簡単に解答できるのです(もちろん選択問題を解くテクニックはありますが、それは基礎力がついてからにしましょう)。

また、小説の問題も基本的には評論で使う論理思考が重要になります。原則、小説よりも評論の方が解きやすいので、その意味では評論が解けなければ、小説を正しく解くことはできません。

そして記述問題は「内容説明問題」と「理由説明問題」の二種類に分けられます。この二つの問題に対し、確固たる解き方を習得できれば、そこから選択問題や小説などに応用していけばよいのです。従って、評論記述問題を毎回同じやり方で確実に解ける力を身につけることが現代文を勉強するにあたり何より重要なことなのです。

 

 

さて、そんな目的にぴったりな教材が河合塾から出版されているのです。ご存知でしょうか。こちらです。

 

 

この本は一言で言うと、「内容説明問題と理由説明問題に特化し解き方を徹底的に習得できる本」です。ほら、言い換えると…「現代文の基礎力を徹底的に身につける本」ですよね。こんな素晴らしい本があったとは。本当にペンペン先生が現役の時にあったらどんなに良かったか。泣きたくなる本ですよ。

 

 

記述問題の解き方を確実に習得できる工夫がたくさん!!

分類は問題学習型問題集ですね。

 

 

特徴は二つ。

一つは「解き方の方法論を具体的に提示している点」です。本当に明確なんです。はっきりと具体的に書いてある。ものすごくわかりやすいんです。実はすべての方法論が表紙の裏に書かれているんですよね。

 

公理:傍線部と問いかけが解答を100%規定する
内容説明定理1:傍線部を「説明要素」に分節化する
内容説明定理2:個々の「説明要素」を説明した上で一つにつなぐ
理由説明定理1:「スタート」地点を決める
理由説明定理2:S―G間を「論理的階段」でつなぐ
細則1:「比喩」や「本文の文脈ぬきに理解できない表現」は用いない
細則2:「だらだらした抜き出し」や「内容の重複」を避ける
細則3:「句読点」「カッコ」等はそれぞれ一字と数える

「記述の手順がわかって書ける!現代文記述問題の解き方」より引用

 

これだけです。シンプルですね。本内でそれぞれについてより詳しく説明しており、しかも文章だけでなく、図を用いて視覚的にわかりやすくしてくれています。さらに、この図式化は実際に問題を解く時にも利用できる優れもの。その点、橋本先生の本とも似ていますね。

 

 

二つ目は「12個の問題で徹底的に解き方の流れを繰り返す点」です。

この特徴がいかに素晴らしいかを説明するために一般的な現代文参考書の構成を見てみましょう。

一般的な現代文参考書の構成
①長めの文章と問題が載っている
②解答解説の冒頭は文章を理解するための説明が長々と書かれている
③それぞれの問題についての考え方と解答例がシンプルに書かれている

だいたいの教材がこの流れで構成されています。ただこのタイプはある程度力がついた人、すなわち自分の解き方が確立して毎回同じ解き方ができる人が練習用に使う教材であり、どちらかというと上級者用です。

一方本書は、以下のような構成となっています。

「記述の手順がわかって書ける!現代文記述問題の解き方」の構成
①例題、練習問題、実践問題と少しずつ問題文が長くなっていく
②例題や練習問題では一つの記述問題を解くステップごとに問いが設定されている
③解答解説は文章理解のための解説を省き、解き方の流れに特化して詳しく説明している

 

 

目的はとにかく記述問題の解き方を習得すること。なので無駄に長い文章は必要ありません。その点非常にちょうど良い文章の長さに調整されています。また問題はただ記述問題が記載されているわけではなく、一つの記述問題を解くためのステップごとに問いが設定されています。これによって記述問題を解くためのプロセスを着実に踏み、繰り返すことができます。そして三つ目。問題文を理解するための解説は省いています。本書の説明にも記載されていますが、扱っている文章は解説するほど難しい文ではないというのです。これも、あくまで問題の解き方を習得するという目的に沿って考えられた結果です。従って、省略されている分、解き方を親切、丁寧に誘導してくれているのです。

まさに、「記述問題の解き方を習得することに特化した教材」ですね。

 

 

正しい解き方で毎回同じように解くことが大事

さて本書によって、現代文の基礎である記述問題の解き方を確実に習得することができました。これも本書に書いてありますが、現代文の勉強で重要なのは「正しい解き方で毎回同じように解くこと」です。その準備が整いました。ここからは、新たな問題集や模擬試験などを利用して、今回習得した解き方をより定着させていく必要があります。

 

 

そこでおすすめしたい問題集がこちらです。

 

 

これは今のタイミングで使うなら非常に効果的な教材です。逆に問題の解き方を確立できていない時点で使うのはあまりよくありません。詳しい理由は次回にしましょう。

では🐧










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